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HOME > Introduce能登 > 日本一大きな曳山「でか山(2005)



   

 国の重要無形民俗文化財である青柏祭の曳山行事「でか山」。青柏祭は毎年5月3日〜5日に行われます。でか山の魅力は、高さ12メートル重さ20トンの日本一巨大な曳山であること。この大きな曳山が狭い路地を行くのですから迫力満点。そしてもう一つの魅力は、誰でも参加できること。見てるだけではなく、誰でも曳く事ができます。でか山を曳いたその年は風邪など引かずに健康でいられる、と聞いたことがあります。軍手を持参してGWはぜひ一緒にでか山を曳きませんか?( 詳しくは青柏祭でか山保存会をご覧下さい。)

今年もでか山の準備がはじまりました。アニモが取材してきました。

    4/10  飾り出し
    4/17  山建て
    4/23  山建て
    4/24  山建て
    5/ 1  ムシロ張り
    5/ 2  人形見
    5/3〜5 青柏祭


4/10(Sun)  
 「今日は組み立てはしないんだよ」と。残念。来週の組み立てに向けて、着々と準備を進めています。これは蔵から飾りを取り出しているところ。さすが日本一巨大な山車だけに、飾りとは言えやはり「でかい」です。
 只今休憩中・・・。ちなみにこちらが大地主神社「山王神社」。地元の人達には「山王さん」という呼び名で親しまれています。。青柏祭はこの山王神社の例祭です。

4/17(Sun)
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 今日からでか山の組み立てがはじまります。8時からの組み立て。10時に撮影に行った時にはもうこんなに出来上がってました。
 こちらではおばちゃんたちも作業してました。上部に取り付ける飾りの張替え。毎年張り替えてたんですね、初めて知りました。ご苦労様です。
 
 こんな感じでクレーンを利用して組み立てて行きます。あ、あれ・・・?
 撮影に集中してたら、アニモ姫が(コレ↑)フレームイン!「じーちゃーん」と言って探してました。実はアニモ夫もアニモ舅も、でか山キチガイなのです。今日も作業に参加してます。「あーこらこら、危ないからこっちに来てなさーい!」
 
高さ12メートル重さ20トンの日本一巨大な曳山となる土台の部分。皆真剣です。
 
 釘を一本も使わずに組み立てていくのが、でか山の特徴。藤づるを幾重にも編んで太い綱状にした物と、ワラの荒縄で木材を縛り組建てていきます。
  
 これが藤づるを編んだもの。毎年3月後半に山から藤つるを刈り上げて、このように編み上げていきます。
 こんな感じ。先週見逃してしまった作業はこれかな??とにかく手間のかかる、気の遠くなるような仕事ですね。
 
   
そこたら中(←七尾弁?)、藤縄だらけ。藤縄が神社内へ伸びていってます・・  今日はとってもいいお天気で、でか山組み立て日和でした。(雨が降ってる日は足もとも危なく、もちろん皆ずぶぬれで作業するんですよ。) 山王神社内にも桜が咲いてました(見えるかな?)ちなみに木の下で桜を見上げてる小僧はアニモ王子です。「将来は僕もでか山作るぞぉ〜。」

4/23(Sat)
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 先週と比べて、でか山らしくなってきました!土曜日だからかな、組み立ててる人が少なめ。。

 それにしても、この角度での力仕事って恐くないのかなぁ?アニモ夫に聞いてみました。「恐いにきまっとるがいや」・・・だよね、やっぱそうだよね。。。無理だろうなぁと思いながら恐る恐る「あの場所から写真撮ってほしいなぁ」と言ったら、やはり却下されました。( p_q)グスン
 

4/24(Sun)
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 おぉ〜、昨日よりだいぶできてる!

 真下から撮ってみました。うわぁ・・・こ、恐そう・・・。地上から約12mの高所作業。
 

 
 クレーンの先をつかんで、再度木材を持ち上げようとしてるのかな??とにかく見てる方も緊張・・・
 先週よりだいぶ骨組みがしっかりしてる。あの藤縄はここに使われてるらしいです。運行中に山が大きく揺れるのですが、その揺れを弾力のある藤の力で元に戻すそうです。また「逆ハの字」の裾部分(?上部)が開いていかないように、しっかり縛られてるそうです。
 
 手前の白い綱が、でか山を引っ張る綱。綱引きの綱を想像してもらえばいいかな?今年新しく新調したそうです。触ってみましたが、さすがおニュー。とても柔らかかったです。今まで使ってたのは、油や水分などいろんな物がしみ込んでいて、固くて黒かった・・・でもこの綱もきっと1日で真っ黒になっちゃうのかな。。ということで、かなり貴重な撮影だと思われる(*^m^*) ムフッ
  
 でか山と新しい綱をつなぐ部分を真剣に見つめてます。。「綱元(つなもと)」かな?でか山では「後見」「梃子」「車元」・・・などなど皆それぞれ担当が決まっています。綱元はでか山と曳き手をつなぐ綱の状態に気を配り、安全に運行できるようにします。
 先週のおばちゃんたちも作業してました。飾りに新しく紙を張っています。とても丁寧に作業がすすめられていました。

 平日にも集まって飾り作りをされてたそうです。ここの中にあるのはできあがったもの。1つ1つ色を塗りなおしたり紙を張りなおしたり。。とてもきれいに仕上がっています。
 
 山王神社内。きれいに整備してるようです。

 今日の作業はここまで。次の作業までこの状態で置いてあります。

5/1(Sun)
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 ムシロ張りが終わり、あとは飾りをつけるのみ。いよいよですね〜。これは前から見たデカ山。
 
 こちらは後ろから見たデカ山。
 こんな所にスピーカーがついてたんですね。初めて知りました。当日はここから木遣(きやり)の声が鳴り響きます。
 
 先日恐そうに思えた場所も、ムシロが張られると少し安心して見られます。当日はここに子供たちがよじ上ります。ちなみにデカ山に上っていいのは男の子だけです。う〜アニモも上りたかったけど女捨てるわけにもいかないし・・・残念(´・ω・`)
 

5/2(Mon)
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 「人形見」といって、デカ山に飾る人形を皆にお披露目します。デカ山を飾る人形は、数少ない人形師によって作られます。山町と相談し歌舞伎や芝居の名場面からその年の出し物が決められます。今年の鍛冶町・魚町・府中町はそれぞれ「平治の乱 義朝の館」「橋弁慶」「一の谷嫩軍記熊谷陣屋」が飾られます。今年はいつにもまして煌びやかです。
 子供木遣衆。木遣の後、「七尾まだら」に乗せて舞います。見物人は人形宿を巡回して前夜祭気分を味わいます。
 

5/3〜5
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 「5/3〜5」と記載してますが、すべて5日の写真です( ̄ー ̄)ゞスマンスマン
 5/3午後9時から鍛冶町、5/4午前0時から府中町、午前8時から魚町のでか山が曳きだされ、4日正午すぎに3台が大地主神社に集まります。それからまた順々にそれぞれの町に曳き帰り、夜見せをします。
 5/5は早朝からそれぞれの町から曳きだし、正午にここ能登食祭市場前に揃います。
左から魚町・府中町・鍛冶町のでか山です。
 
 でか山には子供がたくさん乗っています。重さ20トンのでか山に、多い時はぎっしり子供が乗ります。もちろんその分重くなります。人手が少ない時(雨の日)などは下ろされます。
 梃子を入れた時などかなり揺れます。ゆっさゆっさ・・・。見てる方がハラハラ。。
 
 今日も子供木遣が舞います。七尾まだらの何か懐かしい音色、真剣な子供達の舞にはぐっとくるものがあります。
 回りにはカメラマンがたくさん。まぁ、わたしもその一人ですけどね・・・(´〜`ヾ) ポリポリ・・・
 
 木遣り音頭に合わせ、皆息を揃えて曳きだします。
 
 これは進行方向の後ろ側。後ろでも子供木遣ががんばっています。
 
 進行方向を修正するには「梃子(てこ)」を車輪の下に差し込みます。この写真では、手前から梃子を入れることによって向こう側に前輪がずれ、方向を修正します。ちなみに私の母は、初めてこの光景を見た時「車輪の下にある小石を取り除いてるの?」と言いましたヾ(--;)ぉぃぉぃ
 
 こちらはでか山のブレーキにあたる車止め。「スコーン」という音とともにでか山は止まるのですが、スピードがある時はずるずると押されます。
 こちらは辻回しといって、でか山を90度方向転換する場合に大梃子をもって前車輪を持ち上げて、
小車(地車)をはめ込んで一気に方向を変えます。
 掛け声も勇ましく、長さ8mの大梃子に若連中が鈴なりになって曳き山の前車輪を浮かせます。
 
 若連中によって前車輪が浮いたところに一気に地車の心棒を入れます。入れるタイミングを間違えると20tものでか山によって破損してしまう?!緊張の一瞬です。「車元」によって只今無事地車が設置されました。
 前輪が持ち上がりました。真ん中に小車があるのがわかりますか?これで方向転換します。
 
 でか山の中はこんな感じ。下から見上げた図。藤縄によってしっかり支えられてるのがわかります。子供たちはここを上って上までいきます。
 
 ちょっと休憩。か、かわいい(*ё_ё*)きゅん・・小さな小さな山衆です。「こっち向いて〜♪」・・・おやおや???

 知らない間にカメラマンに囲まれていた子供達。みんなのアイドルです。早速反対側にまわって、子供達を撮影するカメラマンを撮ってみました(笑)
 でか山が細い路地を通ります。曳き手はこの通り老若男女さまざま。「ワッショイワッショイ」
 これはでか山の後ろ側。この道では後ろからも引っ張るんです。少し傾斜した道(普通に歩いてたらわからない程度)なのですが、でか山が通るとかなりのスピードが出てしまい、とても危険。なので反対側からも引っ張ってスピードを抑えてるというわけ。
 
 「ストップストップ〜!!!」例のスピーカーから大きな声が響きます。声がしてからもかなり前に進んだ模様・・・。
 あらら・・電柱にぶつかっちゃいました。でも観光客は大喜び(*^m^*) ムフッ
 こちらも勢いあまってでか山同士で衝突〜♪「おぉ〜」と歓声(?)が起こります。衝撃でゆっさゆっさとでか山が揺れてます。
 
 仙対橋に3台のでか山が揃いました。さすが迫力があります。これが5日14時半。このあとそれぞれの山町に戻り、23時頃、3日間にわたる祭りは終了します。
 ぜひ来年は一緒にでか山を曳きましょう♪

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